出雲大社教沿革

 

 

明治6年1月

出雲大社敬神講

 

・出雲講、甲子講などの信仰厚い人々の講集団により結成

 

 

同年9月 出雲大社教会と改称 大国主神の御分霊を奉斎
  ・出雲大社教院と称し布教活動を展開
   
明治11年 教院を庁の舎より現在の神楽殿へと移転
   
明治15年  神官、教導職の分離 祭神論争
   
同年11月  神道大社教と改称
   
明治19年 大社教と改称
  ・祖霊舎を銅鳥居前より現在地に移転

 


出雲大社教みたままつり

千家尊福公ご教諭 「教旨大要」

・霊魂は神腑にして祖孫命脈を一貫す。故に人死すれば霊魂は必ず幽府に復帰す。是を以て生死神助に洩れざる所以を明らかにし且つ祖孫の親愛は独り顕世に止まらず、幽府の霊魂に感通することをわきまえて深く幽冥主宰の大神を信頼し厚く追祭の誠を尽くし、以って霊魂安定の確守すべし。是即ち霊魂の終始唯神に頼るべき所以なり。

 

1、魂は神腑にして祖孫命脈を一貫す。

(解) 霊魂は親から授かったものであり、親から子、子から孫へと受け継がれ一貫して脈々と絶えることはない。

 

2、故に人死すれば霊魂は必ず幽府に復帰す。

(解) 人がこの世から去り、死すると、その霊魂は必ず霊魂を授け下さった親神さまのいらっしゃる幽世に帰っていく。

 

3、これを以って生死神助に洩れざる所以を明らかにし且つ祖孫の親愛は独り顕世に止まらず、幽府の霊魂に感通することをわきまえて深く幽冥主宰の大神を信頼し厚く追祭の誠を尽くし、以って霊魂安定の確守すべし。是即ち霊魂の終始唯神に頼るべき所以なり。

(解) 人の生死は親なる大国主神さまの御霊力の恩頼の働きによるものであって、この御霊力をうけないものは誰一人としていない事を心にきざみ、そして数限りない親をはじめ肉親がそそいで下さる愛情は、その方々が生きていらっしゃる間だけでなく、この世を去られ幽世に帰られてからも私たちとその方々との目に見えない深い情も結ばれるものであることを信じ、幽冥主宰のおおかみさまにすべてをおまかせして、ひたすらに幽世にいらっしゃる方々のおまつりを忘れることなくおつとめしなければならない。

 

「幽冥の神の恵しなかりせば霊魂の行方は安くあらめや

 

1、「神葬祭」

・人が亡くなりますと「帰幽」きゆうといいます。

人は神事によってこの世に生を受けていますから、この世を去る時が至れば霊魂は神事が取り行はれます幽世に帰ることになります。

1) 枕直しの義

斎家の御霊舎にて大祓い詞奏上、幽冥神語を唱える。

御遺体を北枕にし安置。

神棚、御霊舎に半紙を貼る。(50日祭まで)

2) 通夜祭

3) 葬場祭

4) 帰家祭

5) 帰幽奏上祭

6) 10日毎のみたままつり  50日に納骨

7) 1年祭3年5年10年~50年